H 16  2/ 29 A n n i v e r s a r y 撮 影 会 
                in 八 幡 屋 公 園 & サ ン ス タ ジ オ   
 

                撮影会主催者  Anniversary
                 撮影会開催場所 八幡屋公園 & サンスタジオ
                 日時  2004/2/ 29     天候 雨 のち 曇り
                 出演モデル( 能勢恵利子 石井寛子 朝倉あゆみ 小川昌子)
                 撮影機材  (CONTAX RTSV / Planar 50mm F1.4 )
                          (CONTAX N1 / Vario Sonnar 17〜35mm F2.8・Planar 85mm F1.4)
                 使用フィルム ( PROVIA 100F ASTIA100F Velvia100F)

    今年4回目の撮影会、今回もAnniversaryさんの方にお世話になりました。まず今回の撮影会の説明です。天候は1部 雨〜曇り、2部 曇り〜晴れ?
     というような感じで天候に関しては本当にめまぐるしく変化し、参加者の皆さんも、露出を自分の思っている値にもっていくのは難しかったのではないでしょうか?
     そして今回出演のモデルさんのご紹介ですね。能勢恵利子さん・石井寛子さん・朝倉あゆみさん・小川昌子さん、計4名の出演となりました。
     はじめて撮影させていただくモデルさんが2名出演されているなど、今回もモデルさんに関しては楽しみでいっぱいでした。
     そして撮影機材ですが、前回・前々回と、無理に広角レンズを使い、自分の撮影スタイルを見失っていたということもあり、
     今回は初心に帰ったつもりで、RTSVには50mm Only で望み、N1には85mm を中心に、環境に応じて広角を使うことにしました。
     この選択が吉とでるのか凶とでるのか・・・結果は後ほどのお楽しみです。フィルムに関しても、今回色々使ってみました。
     3種類のフィルムを計2本づつ、4部参加で、合計6本の使用となりましたが、この違いというのも、後ほどのお楽しみということで・・・
     それでは長い前置きになってしまいましたが、2/29 Anniversary撮影会の模様をレポートしたいと思います。

        

     始めての撮影場所であった八幡屋公園、場所としましては、ちょうど中央体育館の横になりますね。
     しかし・・・なぜ私が参加する時はいつも雨なんだぁー!!そろそろキレそうです(笑)さすがにこの日は、バイクで行くこともできず、
     車で八幡屋公園まで行きました。さて無事に公園の方までついて、集合場所に足を運ぶと、スタッフの皆さん・モデルの皆さんと遭遇。
     あっていきなり能勢さんに 「HIROさん、なんかむかつくーー」  「あの黄色い服着ている人が雨男です」 と、
     訳の分からない言いがかりをつけられたのですが (笑) 誕生日を迎えられて、私よりお姉さまになってしまったのが、頭にきていたのでしょうか?(笑)
     まぁ何より、撮影を始める前に、こんな感じで談笑できたのは、とっても心理的にいいですよね。撮影会の雰囲気が和みます。
     固い雰囲気の撮影会では、やっぱりモデルさんの表情も固いですし、参加者の皆さんも、積極的なアプローチができないですもんね。

                    

     さてさて撮影会開始の時間となり、今回は知り合いの仲良しさんとも一緒に撮影できたということもあり、とっても楽しい雰囲気の中での撮影会となりました。
     これで雨さえ降っていなければ本当によかったのですが、雨男の私が参加している限り、無理なのかなぁーー・・・はぁー本当にへこんでしまいます。
     さて撮影会の方は、モデルさんが4名出演されておられますので、前半2名・後半2名の出演形態になりました。
     前半のモデルさんが、能勢恵利子さん・小川昌子さん、そして後半のモデルさんが、石井寛子さん・朝倉あゆみさんという形で、撮影の方が始まりました。
     1部の前半の方は、まだ雨が少しちらつく中での撮影であったため、露出的にも厳しく、レフ板を当てても光が入らない状態で、
     キャッチをいれるだけでも本当に大変でした。そんな中での撮影であったため、1部前半の能勢さんの作品は厳しい結果となってしまいました。

     天候の関係もあるのでしょうが、全体的に青カブリ (レポートの写真のように) していました。次回からはフィルター併用も考えないといけないですね。
     ドンヨリした雰囲気の作品になってしまいましたが、能勢さんのCDを聞いてうなされ・・・いやいや能勢さんの表情を見て癒されてください (笑)
     クールな表情を普段多くセレクトさせていただいていますが、本当は笑顔もとっても素敵なモデルさんです。
     ぜひクールビューティーな能勢さんだけではなく、スマイルエンジェルな能勢さんにも注目していただければと思います。
     あと余談ですが、1部のこの時間にモデルさんに会うと、 皆さんお腹が悲鳴をあげちゃってるんですよね (笑)
     食べ物の話をすると、モデルの皆さん壊れますので、結構面白いかもしれません (謎)

                    

     そんなよく分からない中、無事に1部の前半の方が終了し、後半のスタートとなりました。後半の方は、始まる前からとっても楽しみにしていました。
     はじめて撮影させていただく石井寛子さんに、朝倉あゆみさんというモデルさんが出演されていたからです。
     石井さんは、爆発的な天然元気娘という感じで、朝倉さんは、しっとりとした雰囲気のモデルさんでした。
     まさにそのイメージの通りで、2人のモデルさんを交互に撮影していると、表情の違いが明確に分かり、本当に楽しかったです。
     まずは石井さんですね。出演される前から、待機場所で落ち着きの無かった石井さん(笑) 若くてエネルギーが溢れている、
     そんな感じが撮影まえからしていたのですが、いざ撮影をはじめさせていただくと・・・そのままでした(爆)
     今回の撮影会、石井さんを撮影させていただいた瞬間から 「この子の爆発的な笑顔が撮りたい」 そう心に思いながら撮影を続けさせていただきました。

                          

     けど石井さんに笑顔のリクエストなんていらないですね。参加者の皆さんとの間に、つねに笑いが絶えることがないですから・・・
     その間の自然な姿が、1番魅力的なように思いました。石井さんの笑顔はいいですね・・・ファインダー越しに見ていると、すっごく心が和らぐような笑顔です。
     これで快晴の中での撮影だったら・・・それだけが本当に悔やまれますね。ちょっと花粉症気味で、声がハスキーボイスになってられましたが、
     最後まで頑張って、参加者の皆さんの期待に応えてられていました。19歳という年齢からも、これからが本当に楽しみなモデルさんだと思います。
     私とそんなに実は年齢変わらないのですが ・・・「えぇぇーー27〜28だと思ってた!!」
     「大人って分からなーーい」 という発言はちょっとショックでしたが (私ってそんなに老けてますか?)
      これからも出演される時は、もっと奥深い石井寛子という姿を探ってみたいですね。
     もしかしたらまだモデルとしての原石かもしれませんが、きっとダイアモンドになれる存在のように思います。

                    

     そして後半もう1人のモデルさんの朝倉あゆみさんですね。なんと今回が最初で最後の撮影会ということで、本当に残念なのですが、
     これからアメリカの方に1年間ほど語学留学をされるということで、そちらの方で頑張っていただきたいと心から思っています。
     そんなちょっと知的な雰囲気をもってられる朝倉さんなのですが、そうですね・・・すごくしっとりとした雰囲気の表情が多いのかと思えば、
     時折見せてくれる子供のようなあどけない表情に・ポーズ、モデルさんとしては、凄く魅力的な人でした。
     本当にこれが最後だというのがもったいないというか、残念というか・・・けどこれからの朝倉さんの活躍を期待しましょう。
     きっと素敵な女性になって戻ってきてくれることでしょう。そんなこんなで始めて撮影させていただいたモデルさんも素晴らしいことから、
     2部の方は天候もほんの少し回復したこともあり、頑張っていいショットを狙いにいきました (狙って撮れるものではありませんが・・・笑)
     2部の方は、公園の中でもちょっと変わった場所というのでしょうか、長ーーい階段がある場所や、かなり角度のある草原みたいな場所での撮影となりました。
     何度もしつこいように言っていますが、これで快晴だったら本当に最高のロケーションだったと思います。

        

     後半の撮影では、少しだけですが広角レンズ使ってみました。空が少し青くなった瞬間を狙ったつもりだったのですが・・・これはやはり難しいですね。
     まだまだ勉強と経験が必要な気がします。ここでレンズの話がでたので、少し機材&フィルムについても触れておきたいと思います。
     冒頭でも少し触れましたが、今回の撮影会では、環境に応じて広角を使うこと、ただ基本的には1年前の自分のスタイルである、
     50mm と 85mm という、単焦点2本のレンズで撮影するということがありました。あえて今回は135mm の使用も止めました。
     この結果が皆さんにどう見えるかは分かりませんが、私自身は原点に返ったというか、やっぱり単焦点がいいなぁーというのを、改めて感じることができました。
     自分の足で構図を決め、マニュアルでピントを合わせる、このスタイルが本来の私のスタイルでしたから・・・やっぱりレンズは単焦点&マニュアルに限りますね。
     深夜のアルバイト明けで、頭ふらふらでしたので、ピントは決してきていませんが (笑) 露出やピントを自分で合わせている以上、カメラの責任にはできないですもんね。
     そんなところもマニュアルを愛する私の信念としてあったりします。デジタルではないぶん、その場で確認などができませんが、現像からあがってくるまでのドキドキ感・・・
     撮影している時も、自分の感覚を信じるしかないという、人間の実力がもろに反映されるマニュアル機って、素敵じゃないですか?
     時にはとんでもない失敗をしていて、ほぼ全滅なんてこともありますが、それはそれ、次回のためのいい勉強になりますから・・・

                    

     けどデジタルが羨ましいというのも本音であったりします (笑) ただ、Nデジタル2が出るまでは、銀塩一本で頑張りたいと思います。
     出るかどうか分かりませんけどね (笑) そして今回使用しているフィルムなのですが、久しぶりにVelviaを使用してみました。ちょっと鮮やかさが抑えられている、
     100Fの方を今回セレクトしてみました。2部になったら少し晴れ間も一瞬見えたりしたので、使用してみたのですが・・・以外にいいかも?と、
     思わせる結果となってくれました。最近は鮮やかな写真よりも、清彩な写真の方が好きだったということもあり、PROVIA・ASTIAを併用していたのですが
     「Velvia100F」 次回も状況に応じて使ってみたいと思います。鮮やかというよりかは、多少オーバー目にとっても、
     ハイライト部が残ってくれている点がVelvia100Fのいいところでしょうか?人により見方が違うと思うのですが、私個人的にはそのように感じました。
     けどこれからは、少し鮮やかな写真も表現手段の1つとして取り入れていきたいですね。さて独り言はこのあたりで終わりにしまして、2部の内容の方に移りますね。

                    

     まずは前半の方は、能勢さんを集中的に撮影させていただきました。そこそこあったかくなってきたとはいえ、まだ少し冷え込むこの季節なのですが、
     途中からは元気一杯に、上に着てられたジャケットを脱ぎ、ワンピース1枚で頑張ってられました。草原のようなロケーションには、
     こういうファッションとのコラボレーションも大事ですよね。能勢さんの大胆な行動は、非常に上手くロケ地とマッチしたように思います。
     そして後半の撮影の方なのですが、石井寛子さんを重点的に撮影させていただきました。1部の前半の撮影ですっかりお気に入りになってしまった石井寛子さん、
     2部ではもう少し踏み込んで撮影してみたいと思い、少しリクエスト等もおりまぜながら撮影の方をさせていただきましたが、
     やっぱり石井さんは笑顔が1番ですね!これから徐々にもっと色々な表情やポージングなども覚えていかれることでしょうが、
     なによりあのくったくのない純粋な笑顔が1番ですね。今までの私のポートレートにはなかった、新しい扉を開けてくれるモデルさんが誕生した・・・そんな感じですね。
     とっても素晴らしいモデルさんでした。さてせっかく後半の方では晴れ間も見えてきたのに、終了のお時間がきてしまいました。

                    

     3部からは、場所をサンスタジオの方に移し撮影会の方は進みました。
     サンスタジオでは、野外ではみることのできないモデルさんの素敵なファッションの数々が見れるという点で、また野外とは別の楽しみ方がありますね。
     ただ野外推進派の私としましては、どうしてもスタジオでの撮影というのは、野外ほどテンションが上がらないのも事実なのですが、
     今回は始めて?ストロボの方も使用してみたのですが・・・いやはや酷いものですね (笑) 使いかたがよく分かっていないものですから、
     光量をオートにしてみたり、1/4にしてみたり、1/16にしてみたり、色々やってみたんですが・・・ある種いい勉強になったのでよかったですけどね。
     結果としては、ストロボを使わなかった写真の方が自然な感じで私は好みでした。

     しかし今回のサンスタジオの地下スタジオでしたら、F2.8の設定で1/30ぐらいでしたから、場合によってはISO400の使用の方が無難かもしれないですね。
     私は何を拘ってか、ISO100しか使っていませんが、400の方がシャッタースピード稼げますので、絞りこめる分、撮影にも余裕が生まれるような気がします。
     そんな中でフィルム1本分ちょうど撮影させていただいたのですが、能勢さんのショットでいいショットを撮ることができたように思います。
     能勢さん自身は、結構スタジオでの表情気にされていましたが、きっと能勢さんならこれから克服していってくれるでしょう・・・
     まだ始まったばっかりなんだから、これから色々な課題も出てくると思います。けどその課題を1個づつでいいから、こなしていって欲しいですね。
     だから皆さんもスタジオで能勢さんを撮影する時は、ビシバシ鍛えてあげて下さい。そして色々なリクエストをしてあげてください。
     その中からきっと、皆さんがどんな表情を求めているのか・・・後は能勢さん自身がきっと気付いてくれることでしょう。


      まとめ
     新しいモデルさん2人に恵まれた撮影会でしたが、相変わらず天候には恵まれず、今回も非常にドンヨリとした写真になってしまいました。
     最近鮮やかな写真がないと、皆さんから多大なご非難を浴びておりますが、自然の天候の力にはさすがに勝てないのでご勘弁ください。
     いつかきっと、快晴の空の下で、素敵なモデルさんの写真を掲載できる日が来ると思います。
     季節もそろそろ春を向かえ、桜も咲く時期・・・これからの撮影会も非常に楽しくなってきそうです。
     しかし本当に快晴の空で撮ることができるのだろうか・・・スーパー雨男なだけに心配です (笑)
     ただ個人的なことなのですが、4月からは私も社会人として新たな道をスタートすることになりました。
     今までの自由気ままな学生生活とはお別れを迎えることになります。きっと撮影会に参加する回数も減るでしょうし、更新作業も遅れてくると思います。
     ただサイトをやめる気はありませんし、逆にこれからは、さらなるクオリティの高さを追い求めていきたいと思っています。
     ツァイスレンズという、歴史あるレンズを使っているサイトとして、これからもツァイスという名に負けることのないよう、
     写真の内容で、そして1人でも多くの人が、このレポートを読んで、撮影会に興味をもっていただけるように、
     これからもサイトの運営をやっていきたいと思っています。どうか皆様、これからも 「Carl Zeiss Photo Gallery」 を宜しくお願いします。


                                  Carl Zeiss Photo Gallery Web Master HIRO

      2004/2/29 Anniversary 撮影会の写真はこちらからどうぞ